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VMware Cloud on AWS 2ノード構成

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VMC on AWSですが、これまでにその価値を紹介してきました。

 

 

ざっと、おさらいします。

 

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・一貫性のある運用/管理

・L2延伸、同一プラットフォーム(同じVMware環境)で最短のクラウド移行

・SDDC製品群をデフォルトで利用

・1時間単位からオンデマンド課金(最長で3年単位で大幅な割引あり)

VMwareが運用し、サポートを提供する

以下は、オンプレミス比較で削減になるかどうかですが。

・ハードウェアのメンテナンス、保守、運用に関するコストを削減

・データセンター利用料などファシリティに関するコストを削減

VMware製品(ESXi、vSAN、NSX)のライセンス、メンテナンスコストを削減

 

VMC on AWSは、このようにメリットが多くあります。価格については、現状との比較でそのコストメリットを見いだせるかどうかは十分に検討が必要ではありますが。

 

さて、現状のVMC on AWSは、最小3ホストでの提供となっています。

※ただし、1カ月のPoC期間は1ノード提供可

vSANがデフォルト利用となるため、その観点から3ホスト最小となっているわけですが、2ノード提供がいよいよ開始されます。(2020年夏頃を予定しているとのこと)

 

  • SLA : 従来3ノード利用時と同様

  • 対象ノード:i3.metal

  • 対象リージョン:すべてのリージョン

  • ストレージポリシー:RAID-1、FTT 

 

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2ホストが開始されることで、ユースケースが増えるものと期待しています。

※ただし、一度2ノードから3ノードへ拡張した場合、2ノードへ戻すことはできない

 

・オンプレミスの拡張

・小規模オンプレ環境からクラウドへの移行

・災害対策としてDR利用

 

オンプレ環境からの移行を想定した場合、i3ベアメタル×3ホストでサイジングすると、

それなりのVM数がないとコスパが悪い状況でした。

また、特にDR利用想定の場合、ランニングコストがかなりかかってしまう計算となり、

スタートしづらい状況ではありました。

その解決策として、2ホストでスモールスタートはかなり提案しやすくなります。

 

というわけで、VMC on AWSの紹介でした。