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VMware Horizon 永続ライセンス終了

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2021年5月6日に、VMware Horizon perpetual licenseが販売終了になることが発表されました。

この日以降は、

 1.今後発表予定の期間ライセンス

 2.サブスクリプション(Universalライセンス)

の2つから選択することになります。

 

永続的ライセンスの終了により、今後どのような影響があるか?・・ですが、例えば近々で導入したHorizonによるVDI基盤の拡張(ユーザ数増加など)の際に、ライセンスの種類が違う場合どうなるか?などの考慮が必要となります。

 

また、すでに保持している永続的ライセンスについては、どのような扱いとするのか?

についても、今後VMware社からの発表を待つことになりますが、大きな影響が出る可能性があります。

 

blogs.vmware.com

 

新型コロナ感染拡大により、今年はテレワーク推進がほぼ強制的に大きく進んだ形となりました。私が担当した案件では、小規模単位での環境を構築する場合、HorizonCloudとの組み合わせによるDaaS環境であれば、DaaS+オンプレいずれでも使えるUniversalライセンスを推奨としました。

よって、今後オンプレ環境からクラウド環境へ「テレワーク環境」を移行していく、または新規で構築するようなことを想定している場合には、影響のない話かなと思います。

 

実際に、Horizon Cloud on Azureや、with WVDに興味をお持ちのユーザは今年になり急増しました。そこから、実際に導入されるユーザ、社内環境や業務状況に応じて、別の手法を選択するユーザという形になったわけですが・・・

SIerの立場から感想を述べると、現在のDaaS環境は、国内企業が自社内にVDI環境を持ち、それを提供するパターン(回線事業者業者やDC事業者など数多くあります。)、またはAWSやAzureとVMwareまたはCitrixのサービスを組み合わせるパターンなど様々あります。が、将来性や機能性を考慮すると、やはりパブリッククラウドクラウドサービスのパターンが良さそうです。(個人的な感想です)

 

今後、HorizonはVDIとして使用するといった観点からだけではなく、any device any application any cloudというVMwareのビジョンのような観点で、導入を検討するべきだと考えます。

「シンクラから仮想化されたwindowsを使用する」だけではなく、様々なデバイスから必要に応じてVDIなのか、アプリなのか、またいつでも、どこからでも、といった社内環境を想像し、それがどれだけ業務効率化でき、場合によってはこれまでよりも簡素化できるか、ということから費用対効果を算出してみてはどうかと思います。