MSがゼロトラスト導入レポートを発表
Microsoftは、「ゼロトラスト」の導入状況に関する調査レポートを発表した。2020年の調査と比較すると導入や理解が大きく進んだものの、実装に必要な時間とリーダーシップの欠如が課題となっていることが分かった。
このレポートによると、回答者の96%がゼロトラストは自社の成功にとって「非常に重要」(55%)または「ある程度重要」(41%)と回答。
ゼロトラストのメリットとして多くの企業が挙げているのは、「セキュリティとコンプライアンスのアジリティ向上」(37%)、「脅威の検知および修正の迅速化」(35%)、「顧客データの保護強化」(35%)、「セキュリティアナリティクスの分かりやすさ、利用しやすさの向上」(34%)と回答している。
回答者の90%が「ゼロトラストに精通している」と答え、76%が「ゼロトラストを実装している」と回答しており、2020年の調査と比較すると、これらの割合はそれぞれ20%、6%だった。つまり比率が急速に変化したということになる。
まぁ、想像していたことだけど、新型コロナ渦にあって、働き方が大きく変わったことが多きな要因なのだろうと思う。
昨年から特に、IT環境は大きく変化したといっていい。
そのため、セキュリティもより複雑かつ範囲が拡大し、そしてより重要となった。
今後も継続してゼロトラスト、EDRなどのキーワードがセキュリティを維持するうえで極めて重要になると思う。