日々是仮想化

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vSphereに立てたWindows Server 2016上でHyper-Vで仮想マシンを立てるとき

今更感はありますが、vSphereに立てたWindows Server 2016上でHyper-V仮想マシンを立てるときにハマったというはなしです。(備忘録)

 

     

      f:id:furuyamas:20200227233432p:plain

役割と機能の追加を行う画面で、Hyper-Vの機能をインストールしようとしたところエラーメッセージを吐かれました。
その時のメッセージは「Hyper-V をインストールできません:必要な仮想化機能がプロセッサにありません。」でした。

調査のところ、既に同じようなエラーで詰まっている方もいらっしゃったようです。
原因は、ゲストOS上で仮想マシンであることを検知しているようです。
Nested virtualizationという機能がWindows Server 2016(TP4)より搭載されているようですが、それよりも簡単にできるのが、仮想マシンの構成ファイルに追記をするというものです。

 

      f:id:furuyamas:20200227233530p:plain

 

画像のように、以下の2行を***.vmxファイルに追記します。

hypervisor.cpuid.v0 = "FALSE"
mce.enable = "TRUE"


保存して再起動を行えば、問題なくHyper-Vをインストールできると思います。

 

    f:id:furuyamas:20200227233612p:plain

 

ネストすることによるメリットはあまり思い付きませんが・・・意外と多いようですね。
それでは。