日々是仮想化

日々是仮想化

仮想化技術に関する情報などなど・・・

MENU

VMware、Dell Technologiesからスピンオフ合意

          f:id:furuyamas:20220109004531j:plain

www.vmware.com

 

ソフトウェアベンダーであるVMware、ハードウェアベンダーであるDELLの協力関係は、VMwareDELL傘下になった際、お互いの強みを活かしIT市場に対しかなり有利になるのだと理解していました。

vxRailなんかは、共同開発によりvSANを利用する際に導入しやすい製品でしたが、基本的には日本国内においてもHPE、富士通NECLenovoなど、どのメーカーにおいても特に導入しにくいといったことはなく・・・といった印象でした。

VMwareとしても、ハードウェアに弱い分を補填できたという意味で、メリットはあったのでしょうが。

 

これまで、vSphereに代表されるSDDC化の観点でハードウェアとは切っても切れない関係でしたが、ここ数年はよりクラウドを意識した戦略であるように感じられ、そうした意味ではハードウェアベンダー傘下にあることにメリットが薄れてきたのかなとも感じます。

DELLとの関係悪化とも一瞬考えましたが、VMware最高財務責任者兼暫定最高経営責任者であるZaneRowe氏のコメントでは、今後も協力的であることがうかがえます。

“Our strategic partnership with Dell Technologies remains a differentiator for us, and, as we execute on our multi-cloud strategy, we continue to provide customers our solutions and services on any public cloud and any infrastructure.”

 

すべてのクラウド、すべてのハードウェアにまたがり、、、とあるように、今後はAWS、MS、GoogleIBMなどあらゆるクラウドベンダとも協力して、デジタルトランスフォーメーションを加速させる、デジタルサービスの展開が期待されます。