VMworld 2019 USに行ってきました。(後編)
やっと、まじめな話題に・・・。
今回のVMworldで、個人的に興味深かった話題を載せます。
まず、VMware Tanzu
Kubernetesを通じて、IT運用担当者と開発者との間をつなぐことを目的としており、
企業における開発者と運用担当者がお互いの役割を活かすための基盤やツールを提供していくのだそうな。ちなみに、「Tanzu」はスワヒリ語で「枝」を意味していることと、たぶん後付けだろうけど、日本語の「箪笥」にもちなんだとのこと。様々な引出しから物を取り出す・・的なことも言っておりました。
今後のVMware戦略で、vSphere、NSKとともに、中核を担っていく予定だそうです。
「Build(モダンアプリケーションの構築)」「Run(稼働)」「Manage(管理)」の分野で提供していき、同時にPivotalの買収を先日発表しており、コンテナベースのアプリケーションを対象としたパッケージング/デプロイツールの提供が期待されますね。
また、NVIDIA×VMC×AWSによる、AI/Marchine Lerningプラットフォームが提供され、プール化されたGPUやFPGAを効率的に使い、AIや機械学習など効果的に実行できるようになります。VMConAWSは今後さらに注目されそうです。
さらに、VMConAWSに似たアーキテクチャで、今度はAzure上で提供されることが発表されておりましたが、2020年Q1から日本リージョンで開始することが発表されました。今後、VMCはさらに加速されそうです。
なお、VMConDELLという、オンプレミスにDELLパッケージ化された機器を設置し、運用管理はVMwareが行うというサービス提供も正式に発表されました。
※これは、、売り方が難しいなと個人的には思いました。。。
VMCは、クラウド移行したいけど、ネイティブ用に改修するとなると費用が・・なんてユーザーにもおすすめできるので、クラウド化が進む現状では需要がさらに伸びていきそうです。
また、Horizon CloudがAWS上で提供されることが正式に発表されました。時期など詳細は未発表ですが、近い将来AWS上でDaaSのみを利用したいユーザにとっては朗報なはずです。現状は、VMConAWS上にhorizon7を展開して利用することで実現できてはいたものの、VMCの利用料がバカ高いよりは安価に利用できるのではと期待されます。
さらに、Horizon Cloud on Azureにおいて、windows10のマルチセッションが今後サポートされるとのこと。
他にも、SD-WANの拡充や、5G、Edge、IoTなどなど、様々な情報がありましたが、到底ここに書ききれないため、割愛します。
そういえば、、4日目・・だったかな。
会場付近一帯で大停電が発生し、大混乱しておりました。
セッションも途中で中止、避難しろーーー!!!ってな具合に ∑(゚◇゚ノ)ノ
では、また続きは次回に。