vSphere、vSANのライセンスについて
vSphereとvSANについて、7から変更になったようなので、概要だけかいつまんで記事にします。
まず、7からはキットとエディションにの2種類になりました。キットを選択するメリットがあまり感じられませんが、実際に見積もった際に追記したいと思います。要するに、スモールスタートや小規模仮想基盤の構築の際は、キットを購入する形になるのではないかと思います。
また、1CPUに対するコア数の制限が追加されました。現状では、32コア以上のCPUを搭載したPCサーバのモデルはほとんど見かけないため、あまり気にしなくていいと思いますが、今後はこの点に注意する必要があります。
※vSANのライセンスにもこのルールは適用されました。
7のライセンス体系です。ホスト追加の場合、既存キットライセンスにエディションを購入する形となります。
少し小さいですが、各エディションの機能一覧です。緑文字の行が、新しく追加された機能となります。
また、ROBOライセンスという種類があります。これは、小規模向けの仮想マシン単位課金で購入する形です。例えば、25VMのライセンスをどの拠点に割り当ててもOKです。支店や営業所などかなり小規模の拠点にまたがって仮想基盤を構築する場合、こうしたライセンスを購入するのもありだと思います。
続いて、vSANについてです。
※ファイルサービスの機能が新しく追加されました。
vSAN Enterprise Plus は 「vSAN Enterprise」 と 「vRealize Operations Advanced」 のバンドル製品である、Enterprise Plusエディションが新たに加わりました。
また、vSAN+vSphereのライセンスを1つのパッケージにした、HCIキットというライセンスの種類が追加になりました。この場合、別々で購入する必要がなくなります。
以上、7.0のライセンスについてのご紹介でした。